「コ ス モ ゼ ロ 」




・・・ずっと・・・一緒だった・・・。

あの爆発の中、お前と間一髪で飛び出し

崩れゆくウルクの中からヤマトが抜け出たのを見たとき

本当にうれしかった・・・



ヤマトで飛び立つときは・・・いつも一緒だった・・・

これからも・・・一緒だと思ってた・・・



けど・・・


俺たちがヤマトでの“最後の仕事”を終えて冬月に移るとき

俺は・・・お前と一緒にヤマトと“あの人”を見送りたくて
お前のところに行ったけど



お前は・・・とても静かに・・・眠ってしまっていた・・・


どんなに・・・どんなに俺がお前を起こそうとしても

お前の心臓(エンジン)は微動だにしなかった・・・


・・・命尽きるまで・・・戦ったんだな・・・


いま・・・お前はヤマトと共に覚めない眠りにつくのか・・・


戦い終えて・・・


そうさ、ゼロ

お前も俺たちと一緒に戦ってきたヤマトの“仲間”なんだ

俺は決して忘れないからな・・・ゼロ・・・お前を・・・

・・・・・・ありがとう・・・





                                                (2003・12・4初出)
                                                                 2004・9・2

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