<その6>

    「異国の文化とキリシタンの記憶」

さて、ホテルでの一泊目を過ごした8月15日、今日の私たちの
スケジュールは「長崎観光」!

しかし今日と明日の午前中だけでは長崎県内の観光地を全部
巡るのはまず無理!ってことで、宿泊したホテル近辺の
有名どころだけでもしっかり見て回ることに決定!

朝食を済ませて早速マイカーにてホテルを出発、
まずは「南山手(みなみやまて)」と呼ばれる地域へ向かい
そこにある「大浦天主堂」「グラバー園」を訪れます。


大浦天主堂は長崎名物とも言える坂の上にあるので
とりあえず坂を上がる前に付近の駐車場へ車を預けて
てくてくと急な坂道を上ります。

この坂、はっきり言ってきつい!!

かなり勾配があるんですでに夏の強い日差しが
照り付けてくる中を汗を拭き拭き、えっちら、おっちら。

コレだけ日差しが強いとね、どんなに高い効果がある日焼け止めを塗っても
どんなに「UVカットばっちり!」がうたい文句の日傘を差しても
なんの効果もありませ〜〜〜〜んっ!!(泣!)

もう日焼け止めの努力は諦めた☆

日陰のところを選びつつ汗だくで
上っていく坂道の両側は賑やかなお土産店がびっしりと
並んでいてついつい立ち寄りたくなったりして(^^;)

お店の方々もプロですからね〜、
お客さんを誘う腕前もお見事!今から天主堂を
見に行くんだってことを忘れそうになります。(笑)



そうして到着したのが「大浦天主堂」

ご存知の方も多いと思われますが、かの昔、200年以上続いていた
鎖国時代が終わり締結された日本とフランスとの通商条約に
認められた外国人向けの礼拝堂の建築。(神様を祀る建物なので
“建立”という方が正しいかな?)

その条約に基づいて建てられたこの天主堂は今現在日本に残っている
木造建築の教会としては一番古いもので、また国宝指定の建築物として
唯一の教会でもあります。

1864年(元治元年)にフランス人のプチジャン神父により建立されました。

ちなみに「大浦天主堂」というのは通称でして、
正式名称は『日本二十六聖殉教者聖堂(天主堂)』といいます。


まず到着してその外観をパシャリ♪




    あまりの快晴に雲ひとつない空の下、撮影できた大浦天主堂正面。


    天主堂正面に建てられた「日本之聖母像」
    信徒発見を記念してフランスから寄贈されました。




入り口手前の受付で拝観料:大人300円を納めて天主堂の中へ。

内部のステンドグラスはとっても見事でステキです。
しかし中央の祭壇をはじめ美しいそのステンドグラスを含めて
内部は一切の撮影が厳禁なので
ほんっとに写真に撮れないのが残念!!!!


静かな中にも荘厳な雰囲気を抱く大浦天主堂をしばし見学した後は
隣の建物にある資料館でいわゆる「隠れキリシタン」に関する
さまざまな資料を見て回りました。


(内部もいろいろ写真を撮ったんですが、かなり暗い場所
だったので写真うつりのいいものが撮れませんでしたので
資料室入り口の看板だけ(^^;))


そのあとはお隣の「グラバー園」へ移動します。


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