<その3>

    「さ、おみやげ、おみやげ♪」

中華街でのお土産はたくさんたくさんありますが
その中でもまず思い浮かぶ物の一つに
「麻花児(まーふぁーる)」という中国菓子があります。

いわゆる「よりより」と呼ばれているお菓子で
その昔、日本が鎖国時代にあったとき唯一外国へ向けて
港が開かれていた長崎へ中国からの文化として
入ってきたお菓子で、水で練った小麦粉を細く延ばして
縄のようによって油で揚げたその形が麻の花に似ていることから
この名がついているそうです。


        一本の長さが12センチぐらい



油で揚げているお菓子ですが油こってりさはなく、
見た目よりもかなり固いので噛みごたえは十分すぎるほど!

味付けもほのかな甘みがついているだけなので
とっても素朴な味わい♪
まさに「噛めば噛むほど味が出る」お菓子です。

歯の力に自身がない方には若干ソフトな
タイプもありますので、「よりより」を
食べる機会があります時にはお好きな方を
チョイスしてどうぞ♪

もちろん「よりより」以外にも中華菓子は美味しいのが
たくさんあってよりどりみどり♪
選ぶのに困るぐらい種類も豊富です。


写真には撮っていませんが「香瓜子」という
ひまわりの種をそのままおやつ感覚で食べられるように
加工したものがありまして、私は個人的にとっても好き♪

ひまわりの種の「殻」を割って中身を食べるんですが
こういった中華食材を売っているお店では中身を取り出さず
種のまま袋に詰めて売られているのでパっと見は
「リスのえさ?」に見えなくもない(笑)

種を一つずつ殻を割って中身を取り出してちまちま食べるのは苦手!と
おっしゃる方には向かないおやつですが、中国では割と
高級な食べ物だそうで、夢中になって食べたあとには
むいた殻が山のようにたまります(笑)




美味しいお菓子を見たあとは中国の雑貨をいろいろ
販売しているお店へ移動。

店内に入ってまず香ってくる匂いは独特の香りがするお香の数々。

日本のお線香のように細い棒状になっているものや
小さな円錐型のいわゆる「コーン型」の物まで
香りや色もさまざま。

お香が好きな方には嬉しいお店ですな♪


あれこれ品物を見ていて実家の母や、妹&姪っ子への
お土産は「うちわ」に決定♪


日本のうちわと違って「面」(・・・という表現が
正しいかどうかわかりませんが☆)の部分は
「骨を広げて紙を張り合わせる」のではなく
一枚の「絹布」を「枠」にはめ込んだ形です。


     面の部分の直径約20センチぐらい。

       紅葉の枝にとまっている鳥(キジかな?)


            花の周りを舞うちょうちょ

これはお手軽なお土産品なので面の絵も
絵の具で描いてあるものですが、本式の中国うちわは
細か〜〜〜〜〜〜〜〜い刺繍がなされていて
とっても高価なものなんですよね〜!とても手が出ません☆

残念ながら訪れたこのお店にはその本式のものは
置いてありませんでしたが、うちわと並んで
美しい中国工芸品の一つ、「扇子」もあります。

大きさもさまざまで暑い時に涼をとるのに使うものや
舞踏などに使用する羽扇子や、とっても大きなサイズの
飾り物の扇子などなど、いろんな種類がありました。

その中でお値段もお手ごろな扇子を購入。

普段使いにはちと大きいかな(^^;)
広げると横幅が30センチぐらいあります!


お飾り用として家に飾っておくとしよう(笑)




あとは夫や子供たちもそれぞれ自分用やら
友だちへのお土産に先の「中国うちわ」を買い求め、
ここらで星もまたたく程よい時間となりましたので
またまた路面電車に乗り込んで一旦「長崎駅前」まで戻り、
ここから改めてタクシーに乗り換え、
「稲佐山公園展望台(いなさやまこうえんてんぼうだい)」
『長崎1000万ドルの夜景』を堪能すべく向かいます。



     長崎新地中華街のページはここでおしまい♪


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